2008年3月6日木曜日

言いたいことを全て書いてくれた

ITproの記事に「ITpro宣言」が掲示された。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20080225/294574/

特に記事の締めに記述のある
「自分の職種の専門性を磨きつつ、同時に、「自分(とその専門性)を超える大きな知識・技量に満ちた(広義のITの)世界を認め、その一翼を担うべく奉仕します、と覚悟を決めた(自分の専門以外にも目配りできる)人」が「ITのプロフェッショナル」ということである。」

これは今まで文章にまとめたことはなかったが
正に自分がいつも言ってきた目指すべき、人としての生き方である。

ページが削除されてしまうと嫌なので以下に記事から宣言の全文を抜粋する。

-------------ここから---------------------

ITpro宣言!

 「ITpro」とは,ICT(Information and Communication Technology)専門サイトの名称であるとともに,その読者の総称でもある。日々ICTが変化していくのと同様,「人としてのITpro」も変わっていかなくてはならない。ITproの将来像は,ITproの「pro」に着目することで見えてくる。

  ITproは producerである。「こんなものがあったら楽しい」「今後の社会にはこうしたサービスが必要だ」という想いを抱く。自らの夢に基づき,新しい事業や製品・サービスの絵を描くこともあれば,創造性の高い人の構想に共感し,プロデュースを買って出ることもある。新たな夢と絵を語り,共感するスポンサーと実行者を集め,プロジェクトを起こす。こうした人材が今,最も求められており, ITproがその一翼を担うことが期待される。 ICTが仕事の支援ツールだからと言って,ITproが支援役にとどまることはない。

 幸いにも,新事業を創造するために越えるべきハードルは下がっている。設計,開発,製造,営業,物流,経理,人事まで,様々なビジネス・サービスをインターネット経由で選択し,利用できるようになった。SOA(Service OrientedArchitecture)やマッシュアップは,ICT用語というよりも,ビジネス・プロデュースの用語として使われていくだろう。

 ITproはproject managerであり, program managerである。素晴らしい絵を描いたなら,実現しなければならない。それには夢みる力というより,先を見通して必要な作業とリスクを洗い出し,期限と予算といった制約を守りつつ,成果物を作り上げる冷徹な実務力が求められる。時には,複数プロジェクトの集合体であるプログラムを舵取りし,夢を現実にしていく。

 ITproはprogrammerである。システムを用意するにあたって,すべてのコンピュータ・プログラムを手作りすることはもう無いとはいえ,プログラミングやアルゴリズムは ICTの基本中の基本であり続ける。パッケージ・ソフトやSaaS(Software as a Service)の普及がどれほど進もうと,中核業務を支えるシステムを作り込む仕事は必ず残る。

  ITproは proactiveかつ progreesiveである。自ら先を読み,先手を打つ。リスクを認識した上で,成果を出すために必要であれば新しい技術や方法を思い切って採用する。問題が発生するまで,あるいは誰かが指示するまで待っていたり,自分の失敗を恐れて,枯れた古い技術に固執することはない。

 ITproはprofessionalである。企業の情報システム部門に在籍していようとベンダーに所属していようと,自分の「顧客」が誰であるかを知っており,顧客のために真摯に全力を尽くす。プロジェクトが間違った方向に進む危険があるときには,顧客や利害関係者に対してprotestし,軌道修正することも辞さない。常に,顧客のビジネスと情報システムに気を配り,顧客の情報資産をprotectする。その上で,顧客と自分が所属する組織の双方にprofitをもたらす。「できない」「無理」と諦めたりはしない。

 ITproは様々なproの顔を持つ。専門技術を持っていても,その専門家の顔しか持たない者はITproではない。
-------------ここまで---------------------

この宣言を順守することをここに誓います。

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